土地を売買した場合、買主、売主に必要となる税金等の諸経費について
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買主の場合
土地の購入にかかる諸費用や税金は、一般的に土地価格の5～10％程度かかります
主なものは次のとおりです。
登録免許税
土地の所有権移転登記にかかる税金で、土地価格の0.4％です。
不動産取得税
土地を取得したことによる税金で、土地価格の3％です。ただし、住宅ローンを利用して住宅用地を購入した場合は、一定の条件を満たせば減免されます。
仲介手数料
不動産会社（宅建業者）に支払う手数料で、土地代金の3％＋6万円＋消費税です。
印紙税
契約書に貼付する印紙代で、契約書の金額に応じて以下のようになります。
・200万円以下 200円
・200万円超300万円以下 500円
・300万円超500万円以下 1,000円
・500万円超1,000万円以下 5,000円
・1,000万円超5,000万円以下 10,000円
・5,000万円超1億円以下 30,000円
・1億円超5億円以下 60,000円
契約書の金額は、消費税額等を含めた総額で判断します。
測量費用や登記関係費用
測量費用は、土地の面積や権利関係によって大きく相場は異なりますが、一般的な住宅用地の場合、以下のようになります。
・現況測量：約10～20万円
・確定測量：約40～90万円（道路など役所や隣接との立会いが必要な場合や分筆の当否によって費用は更に上がります。）
登記費用は、不動産の種類や価格、登記の種類によって異なりますが、一般的には以下のような相場があります。
・所有権移転登記：不動産の固定資産税評価額×1.5％（土地）または0.15％（建物）
・抵当権設定登記：借入金額×0.1％
・司法書士への手数料：5～10万円
例えば、土地1400万円、建物1200万円の不動産を購入し、住宅ローン3000万円を借りる場合、登記費用は約25～30万円となります。
売り主の場合
土地の売却にかかる諸経費や税金は、売却益や所有期間などによって変わります。主なものは次のとおりです。
譲渡所得税
土地を売却したことによる所得税で、売却益から取得費や譲渡費用を差し引いた課税譲渡所得金額に対して課税されます。
課税率は、所有期間が5年未満（短期）なら30％、5年以上（長期）なら15％です。
住民税
譲渡所得税と同様に課税譲渡所得金額に対して課税されます。課税率は短期で9％、長期で5％です。譲渡所得税を併せると、短期所有で売却した場合約40％、長期所有で売却した場合は約20％になります。
仲介手数料
不動産会社（宅建業者）に支払う手数料で、土地代金の3％＋6万円＋消費税です。
印紙税
契約書に貼付する印紙代で、契約書の金額に応じて変わります。
立退料や取壊し費用
以上が、土地を売買した場合に必要となる税金等の諸経費です。
詳しくは国税庁HPでもお調べになることが出来ます。
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